矯正

健康で文化的な生活を送ることは現代人の誰もが希望することです。
そして私たちは健康であると共に、美しくありたいと願っています。
明るく澄んだ目ときれいに並んだ白い歯は、健康な美しさをまもる上で最も大きな要素です。

歯科矯正とは、口元の形や歯並びをきれいに整え不正な歯並びを予防することで、むし歯や歯周病を防ぎ、不明瞭な発音を改めると共に食物をよくかめるようにして、健康を一段と増進させようとする医療なのです。

池田歯科が目指すもの

ただし同時に、私たちは「全員が同じ歯並びでなくてもよいのではないか」とも思うのです。多少の歯のズレは個性であり、本人に似合っていれば問題ないことも多いのです。

そこで、池田歯科では個性に合った正常咬合、つまり個性正常咬合をゴールに考えています。患者様とともにひとりひとりに合ったゴールをめざして、一緒に考えて治療にあたりたいと考えています。

治療をはじめる前に

矯正治療を始める前に、本人や家族の方々についていろいろ調査をさせていただきます。また歯の型、顔の写真やレントゲン写真などを撮って、くわしく審査します。

この結果をもとにして、歯並びの状態と治療に要する大体の期間をお話しいたします。

矯正治療は抜歯やむし歯の治療と違って期間が長くかかります。その期間中は月1~2度の通院で処置をしていきます。そのため担当医の指示に従い、根気よく通わないとよい結果が得られません。約束の日に来院されなかったりすると正しい治療ができませんので、やむを得ず途中で治療を中止する場合があります。その場合はその時点での治療を終点とさせていただきます。(費用をお返しすることはできません。)ですから、治療を始めてから途中で止める事のないように通院できる見通しがついてから始めましょう。

治療費について

1.矯正相談料 5,000円
2.基本検査料 治療方針を決定するために必要な精密検査(歯の型、顎、歯全部のレントゲン写真、口の写真、顔のレントゲン写真)にかかる費用です。 30,000円
3.診断料 上記の基本検査で得た資料をもとに、個人にあった治療方針を分析するためにかかる費用です。 20,000円
4.矯正基本料 実際に矯正治療を始めるにあたっての装置にかかる費用です。治療の難易度によって異なりますので、診断を終えてから金額をお知らせします。
※分割支払の場合でも、装置を入れた段階で最低料金の半額以上を入金していただくことになります。
およそ100,000円~1,200,000円
5.調節料(毎月) 矯正装置にかかる費用です。 3,000円~5,000円
6.保定装置料(片顎) 歯を動かした後に元に戻らないようにするために必要な装置にかかる費用です。 およそ15,000円~25,000円
7.観察料(来院毎) 保定期間中に定期的(3か月~1年毎)に観察します。 2,000円
8.再診断料 1~2年に1回の検査時にかかる費用です。 20,000円
9.その他 顎の成長発育、舌癖などにより、歯並びの状態が後戻りした場合は、
再診断料、矯正基本料、調節料、保定装置料、観察料が必要になります。

※上記内容は、矯正治療に関する一般的な説明です。矯正治療は歯並びの状態によって違いますので、場合によっては説明と異なることがあるかもしれませんが、ご了承ください。
※消費税は、別途加算させていただきます。

矯正治療の予測と限界を知っておいてください

  1. 歯みがきが悪い場合にはむし歯や歯肉炎になることがあります。むし歯や歯肉炎になると、これらの治療が優先され矯正の治療期間が延長します。
  2. 矯正装置を装着した時は数日間歯が浮いたような痛みがあり、装置になれるまでに口内炎ができることがあります。
  3. 装置を指でいじったりして装置の一部をこわしたり、約束通りに通院しないと、矯正治療がスムーズに進行せず、治療期間が延長したり、治療を中止することもあります。
  4. 治療中に舌癖が出現した場合には、舌のトレーニングや習癖除去装置の使用が必要になり治療期間が延長することがあります。
  5. 歯を動かす場合、まれに歯の根が短くなることがあります。
  6. 成長発育によるオトガイの突出(とくに下顎前突)は矯正治療では治せません。外科手術が必要になることがあります。
  7. 矯正治療中あごの関節に音がする、痛くなる、口が開きにくくなる、といったような症状が出た場合にはすぐお知らせください。その場合には治療を中止することもあります。
  8. 18歳ごろ『親知らず』が生え、歯並びに影響したり、顎関節症の原因となる場合には抜歯することがあります。
  9. 保定装置を入れていない場合、歯並びは元の状態に戻り再治療が必要になることがあります。
  10. 矯正治療が終了したあとに歯が動くことがあります。それは矯正治療していない正常歯列の方にもおこることで、一生同じ状態でいることは不可能です。また、あともどりについては個人差が大きく、半永久的に何らかの保定をされる方もいらっしゃいます。